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鍼灸治療

鍼(はり)は痛い、灸(きゅう)は熱いというイメージがもしかしたらあるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
鍼は髪の毛程度の細さですし、灸も直接皮膚の上に施すのではなく間接的なものですので、痛みや熱さはそれほど感じることはなく効果が得られます。
ちなみに、当院では使い捨ての鍼を使用しますので、衛生面でもご安心いただけます。また、ハーフパンツやTシャツなど、必要であれば着替えもお貸しいたしますので、お気軽にお越しください。

鍼灸治療イメージ

鍼灸はどんなときにするの?

鍼灸治療とは、筋肉や関節の痛み、神経痛など、身体のあらゆる部位において起こる急激な痛みや慢性的な痛みに対して施される治療です。
マッサージでは届かない筋肉や組織でも、鍼なら届いて直接アプローチすることもできます。痛みの原因が奥深いところにあるのであれば、鍼治療は特に効果的です。灸に関しても、熱刺激により身体に起こる生体反応を活発にし、血流を良くしたり痛みを和らげたりします。
また、鍼灸治療は痛みのある部位のみにするものではありません。たとえば腰が痛いとして、腰とは何の関係もなさそうな手や足に鍼や灸をすることで腰の痛みが緩和する場合もあります。これは経絡治療といい、いわゆる「ツボ」を使った治療です。そこが鍼灸治療の不思議で奥深いところでもあります。 さらには、痛みの緩和以外にも鍼灸はあらゆる場面で効果を発揮します。

未病先防(みびょうせんぼう)でこそ鍼灸を

未病とは、病気になる一つ手前の状態のことを言います。例えば、「なんとなくだるい」「いつもより調子がよくない」といった状態をいいます。どなた様も感じたことがあるかと思いますが、その状態のうちに対処していこうという考え方を未病先防といいます。その手立てとして効果的なのも鍼灸治療です。

鍼灸は自律神経の対処に強い

「自律神経が乱れている。」「自律神経失調症と診断された。」このような言葉はよく耳にするかと思います。この「自律神経」とは、自分が意識してないところで勝手に身体をコントロールしてくれているものです。それは寝ていても起きていてもそうです。暑ければ汗を出して体温を下げようとする。寒ければ体の筋肉を震えさせて熱を発生させようとする。食事をすると内臓が活発に働き出し、消化吸収をしてくれる。このように、身体に生じるあらゆる現象はこの「自分ではコントロールしにくい自律神経」が常に担っており、正常に働いてくれているからこそ快適に過ごせるのです。上記の「未病」とは、まさにこの自律神経が乱れてしまい生じてしまった状態をいいます。その状態から正常に戻すのが鍼灸の役目となります。

スポーツの世界では、対戦相手に合わせてメンバーを入れ替えたり作戦を変更したりしますが、鍼灸治療でも同様のことがいえます。患者様の症状や体質は千差万別なため、どなたに対しても常に同じ治療はいたしません。数あるいわゆる「ツボ」の中から「そのとき」効果の期待できそうなツボをいくつか抽出して鍼灸治療を施し、対処いたします。まさに私の治療理念である「随機制宜」に基づいた治療です。

鍼灸治療は副作用などもなく、人間が本来持っている自然に身体を治す力を高めてくれる歴史ある治療法です。鍼灸治療を身近なものとして感じてほしいですし、不調を感じたらすぐ施術をしにお越しいただきたいと思っております。ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。